購買の意思決定の瞬間にあること|人は「目に見えるもの」でしか評価できない
人が商品(サービス)の購買を考え「自分にとって価値のあるものかどうか?」の判断をするとき、目に見えるモノ以外から決定することはありません。
言いかえれば、すべての商品(サービス)は本質的な部分ではなく、目に見えるものだけで評価するということです。
この目に見えるものとは、商品(サービス)の外観的なデザインや、梱包された状態のフォルム、売り方やキャッチコピー、店員のユニフォームや立ち振る舞いなどが対象となります。
このような意思決定の流れは、モノがあふれる現代において当然のことなのかもしれません。
物理的にすべての商品(サービス)を比較することは困難ですが、日本人の意識の中に『商品(サービス)の品質が良いのはあたり前』という考えが存在しているといえます。
こんな時代だからこそ、顧客の目に映るすべてのことを魅力的に装飾する必要があるのです。
営業マンを考えてみる
例えば人と対面するとき、その人の評価(印象)はものの5秒で決定づけられると言われています。
人と対峙することの多い営業パーソンがお客様と接するとき、身なりを清潔に整え、「ピシッ」としたスーツを身にまとい、礼儀をもってそれに対するのは、お客様の印象が販売に大きく影響することを知っているからです。
モノが溢れる時代だからこそ、顧客はその評価に時間を掛けることが困難となり、ほんの些細な感情で決定づけた評価が最終的な購入の意思決定となるのです。
あなたが、今時分が手にしている商品(サービス)を選んだ理由も、些細な印象に左右されたからではないでしょうか?
商品(サービス)の品質や性能で差別化を図ることが困難になった昨今では、デザインが人々の意思決定を左右する大きなファクターとなっています。
Webサイトのデザインもその1つ
どんなに素晴らしい商品(サービス)を扱っていたとしても、ホームページのデザインが粗末なものでは、顧客がそれを欲しいと願うに足りません。
極端なハナシ、多少の商品の魅力不足は、それに付随する様々な装飾やデザインで意識的な品質そのものを向上させることが可能と言えます。
これにマーケティング要素を加え、戦略的に商品(サービス)の情報発信を行うことで、訴求力がより一層強化され販売促進につながります。
最近の我々の制作実績で、建築会社のWebサイトリニューアルの案件がありましたが、ローンチ2週間後にお客様から発注をいただけたという事例がありました。
この企業ではこれまでもホームページの公開していましたが、デザイン力に乏しいものでした。
それを改善した当案件で、Webサイトに求めていた企業の目的を果たすことができたことに関して大きな成果となりました。
これはWebサイトのデザインが改善されたことで、企業の魅力向上につながり、それがお客様の目に映り購入意思が決定された事例です。このことからも、人は意思決定においてデザインを重視しているといえます。
読了有り難うございました。