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WEBディレクターの本音ブログ

制作費が安くなったのにはワケがある!制作会社が費用を削る3つの方法

      2015/09/08

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費用対効果

企業のWeb担当者であるアナタが気になるのは、やはりWebサイト構築に伴う費用だろう。

費用対効果を考え、制作会社から提示された見積もりに対しての有効性を吟味するわけだが、その費用が予算をオーバーしていた場合どうするか?

先ずは、誰もが価格交渉へ移ることを選択するだろうが、その交渉において削減交渉が成立しそうになったとき、一度冷静になぜ交渉が成立したのか?を考えることが大切だ。

提示した要件を見直したことで費用の削減交渉が成立したのであれば問題ないが、そうでないにも関わらず交渉が通過した場合、制作会社は以下の3つの方法から、その予算での制作を実現しようとしていると考えられる。

1. 配置するスタッフの人数を減らす

これは、要件内容のレベルとボリューム、制作期間などを考慮し「ディレクター、デザイナー、コーダー、フォトグラファー、コピーライター」といった専門スタッフが必要と思われる案件で、「フォトブラファーとコピーライター」を「デザイナー」が兼務する…といった、関係スタッフの数を減らすことで削減を実現する方法だ。

この場合、フォトとコピーに関するクオリティを妥協しなければならないばかりか、それを兼務するデザイナー成果物のクオリティも低下する結果となる場合が多いので注意が必要だ。

これはクリエイターの「キャパシティ・オーバー」がクオリティに影響する典型的なパターンである。

2. 各工程のスタッフレベルを下げる

各作業スタッフ(クリエイター)の費用は、そのクリエイターの実績や技術レベルなどによって幅があるものだ。

そこで、当初の要件で見越していたクリエイターのレベルを見直し安価なクリエイターをチョイスすることで、制作全体を安価に調整することを意味した方法がこれにあたる。

スキルレベルの差は「豊富な実績と20年の経験を持ったクリエイター」と「デザイナー暦数年の駆け出しクリエイター」とでは、クオリティレベルに大きな開きがある。

とくにデザイン分野の過程においては、抽象的なコミュニケーションが多くなり、イメージや創造の共有、アイデアの数や質など、ベテランとそうでない者とでは明らかな質の違いを感じることになるだろう。

出来上がる成果物だけでなく、その過程においても質を求める場合、この選択は大損害を被る結果になることが多いので注意しよう。

3. 制作時間を短縮する

Web制作に掛かる費用のほとんどは「人件費」であり、人件費としての単価に日数(時間)を乗したものが、各工程の費用になることが多い。よって、それぞれの工程における作業時間を見積もり時よりも短縮することで費用削減の実現は可能だ。

この選択は、クリエータのスキルレベルに影響しないことで比較的安全な選択肢となりやすいが、実は大きな落とし穴が待っている可能性もあるから注意が必要だ。

プロが見積もった時間を短縮させるということは、作業の「手を抜く」よう依頼したことに等しい。

クリエイターは自身の作業において手を抜くことを最も嫌う人種であるが、与えられた時間外でそれを行うことは物理的に不可能となれば、泣く泣く納期を最優先する。

また、ディレクターやプランナーなどの実作業から距離を置いているスタッフにおいては、制作時間の短縮は、制作に対するやる気情熱を低下させる要因となり、それがチーム全体に様々な形で影響する可能性もある。

また、成果物においては軽薄な意図誤植・リンクミスなども多くなる傾向もあり、クライアント自身での確認作業などが大量に待ち構えることにも繋がる。

まとめ

このように制作会社は、「安価第一主義」のクライアントには上記のような方法をとることでその要望を満たす努力をする。

クライアントはそれを頭に入れたうえで「価格交渉が成立した」ことを理解しておく必要がある。

価格を抑えるということは、どこかにその抑えた価格分の妥協が必要ということだ。

要件の変更がないにもかかわらず、費用の調整ができた場合のもうひとつの見方としては、そもそも、その提示額が「駆け引き」のアイテムでしかなく、クライアントの予算を引き出すためにモノであったという可能性だ。

制作費の考え方として「安価第一主義」ではなく、その費用によって得られるメリットと効用、いわゆる費用対効果をじっくりと吟味して考えたいものだ。

読了ありがとうございました。

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