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WEBディレクターの本音ブログ

Webブランディングで企業イメージの向上を図ることの重要性

      2015/12/09

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Web担当者や制作ディレクター・スタッフの皆さんは「成果のあがるWebサイト」について、どのような定義をお持ちでしょうか。

ECサイトであれば「受注数の向上」、メルマガ発信サイトであれば「ユーザー登録数の増加」、キャンペーン告知のランディングページでは「目標PV数の達成」が ”成果” と位置づけられることが多いと思います。

このように「成果」とひと言で表現しても、サイトの種類や目的によって求められるものは違います。そこで今回は、コーポレートサイトを題材に挙げ「成果向上」のための方法について考えてみたいと思います。

 

成果項目の種類

私がコーポレートサイトで設定する成果項目は、次の3つのうちのどれかを選択することが多いです。

「販促」

その企業の本業においての受注を指し、有形物を製作しているのであれば、その「受注数」や「取引企業数」、サービスの提供であれば、その「契約数」や「取引企業数」の向上を成果としています。

「集客」

様々な周知活動による「サイトPV数」を指し、マスメディア(TV・ラジオCM、インターネット広告、イベントの協賛・スポンサード、新聞・雑誌広告など)における周知活動がどれだけの効力を発揮したか?というマーケティング視点の数値を成果としています。

「採用」

企業資源のひとつである「人材」の入手、獲得を指標とします。企業経営における活動は「人」が担っている部分が大半であり、優秀な人材を獲得することは、企業の業績に直結するばかりか存続をも左右する大変重要な事項です。故にコーポレートサイトの特徴とも言える「採用数(申込から最終面談までのプロセスで得られる数値)」を成果としています。

 

これらの成果を達成するためにはナニが必要か

これら3つの成果目標を果たすための重要な要素は「企業ブランディング」です。

これは、企業イメージを顧客にどのように植え付けるかという「企業イメージ戦略」とも呼ばれ、先にあげた3つの成果は、どれも企業イメージに大きく影響されることから、Webサイト構築の現場ではその企業のイメージをどのようにWebサイトに反映するか?が重要な課題となります。

 

その「企業ブランディング」を実行するにあたり、私は「ちょうどイイ」に注意をはらうようにしています。
これは、企業の持つカラー(文化や風土、社風、業態、歴史、働く人々の雰囲気など)を、そのままWebサイトのイメージに反映しブランディングするということです。

Webサイトは、ビジュルやキャッチコピーなど様々な装飾を施すことで多彩なイメージ作りが可能です。「ゴージャス、キュート、ポップ、クール、インテリジェンシー、トラディショナル」など、イメージを形容する言葉の数と同じ分だけ抱くイメージにも種類があります。

企業カラーとアンマッチなWebサイトでは、一貫性がなくユーザーへの訴求力は高まらないばかりか、イメージだけが先行しマイナスの感情が湧き上がることも懸念されます。

私が今までに受託した企業では、ほとんどが企業カラーを反映しきれていないWebサイトを運営していました。(また、ごく稀に企業カラー以上のWebサイトを構築している企業も在りました。)

 

コーポレートサイトにおいて「成果」を出すためには、その企業カラー以上でも以下でもない「ちょうどイイ」企業イメージをブランディングし、Webサイトで表現することが最も重要なことなのです。

最近「成果」が鈍ったな?や「成果」があがらない!と考えているWeb担当者の方がいらっしゃいましたら、再度ご自身の運営するWebサイトが正しくブランディングできているか?をご確認いただけるとその原因が判明するかもしれません。

読了ありがとうございました。

 


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