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WEBディレクターの本音ブログ

「無料ホームページサービス」ってどう?という人に勧める制作ディレクターの思考

      2015/09/08


インターネット

「無料 Webサイト」というキーワードで検索すると、たくさんの無料のWeb制作サービスが表示される。

なかでもJimdoWIXなどは有名な無料Web制作サービスだが、それ以外にも各社さまざまなサービスの提供が見受けられる。

この結果から、Web制作会社の責任者もしくはディレクターであるアナタは現状に焦りにも似た感覚をあじわったのではないでしょうか?

また、このようなことから「いまの時代、Webサイトは無料で作れるんでしょう?」なんて話を持ちかけられ、泣く泣く制作費を削り案件を受注した…。なんて方もいるのではないでしょうか?

しかしよく考えるとこの現状は、Web制作者の我々にとってネガティブなものではない。そればかりか、大歓迎ともいえる状況と受け止めることができます。

これは単に考え方の違いである

まず、この状況についてネガティブに受け止めた場合、(自身のサービス=有料)vs(他社のサービス=無料)という図式のなかで、顧客が選ぶのは「無料」であるという考え方から導き出された答えだと思う。

しかし、アナタのサービスは本当に無料に負けてしまうようなモノなのだろうか?
無料だからと、素人が作ったWebサイトとあなたの制作チームが作るWebサイトが同等のレベルなのだろうか?

このことを考えれば、おのずとネガティブな見解は消え去る。そればかりか、この現状によって動き出す世の人々の心理に気がつけば、これは大きなチャンスといえるだろう。

無料Web制作サービスの拡大 →Webを作ろうとする顧客が増加する

やはりほとんどの人は無料という言葉が大好きなようで、「無料であれば作ってみようか…」と重い腰を上げる潜在顧客が増える

実際に作ってみる →意外と面倒ということが分かる

いままでは「チャッチャっと作ってよ!」なんて言われて苦笑いでしたが、実際に作ってみることで大変な労働力が必要であると気付いてもらえる

完成させる →時間をかけたのに思い通りのクオリティにならないことに苛立つ

見てるのとヤルのでは大違いということが理解してもらえる

成果が出ない →誰にも見てもらえていないことに諦める

だれにも見てもらえないことで、費用を払ってプロに作ってもらった場合どうだったのか?という疑問が浮かぶ

fun

このように、Web制作者は出来上がりのクオリティだけでなく、その後の見てもらうということ、さらにそのWebサイトらの成果までも考えたプランで制作費を見積もります。無料で作れるとはいっても、作れるだけ(もしくは可能性があるだけ)で、そこから集客し成果をあげることは、それを生業としている私たちには敵うわけがないのです。

だから私は、無料のWeb制作を気にかけている顧客には是非トライするといいですよと伝える。そこで、満足のいくWebサイトができたのであれば、Webを愛する人が増えたことに喜びを感じることができるし、挫折したのであれば何かアドバイスできないかと使命感が湧き上がるので、どちらにしても充実した気持ちになることができるから。

読了ありがとうございました。


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