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WEBディレクターの本音ブログ

良い制作会社とそうでない会社を見極める|費用やスケジュールを気にするなら「作業工程」を確認すること

      2015/11/06

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ホームページ構築を制作会社に依頼する場合、制作費やクオリティ、スケジュールなど気にかける要素は多岐にわたります。
企業のホームページ担当者(依頼者)は、自身の本業務との兼務とされている方も多く、出来るだけ不安な要素は抱えたくないというのが本音でしょう。

今日は、そんなホームページ担当者の方へ、どうしたら不安要素を抱えずに制作がスムーズに運ぶかのヒントをひとつお教えいたします。

 

ホームページ構築における制作会社の標準的な作業工程を確認する

私の経験では、多くのホームページ担当者は、この作業工程の詳細なヒアリングをしてきません。制作費やクオリティに関してはこと細かく確認してくるのも係らず、この部分は全くノータッチなのです。

それは「なぜ」なのか?
いつも不思議に思っていたので、ある企業のホームページ担当者に聞いてみました。

すると「それを聞いたとしても専門用語だらけの説明でね。これが業界の常識ですって説明されるから、なにも理解できないままなんだよね。。。」とのこと。

あらら…そんな業者まだいるんだ。(このような業者は、制作を請け負う資格はありません。問題が発生する前に手を切りましょう。)

 

こんな話しをしていて、過去の出来事を思い出した。

数年前のこと、制作のお手伝いを依頼した制作会社の見積費が余りにも低額だったので、その根拠をヒアリングした。しかし、的を射ない説明と支離滅裂な返答の連発で、最終的には「大丈夫です。なんでもやります」と懇願された。

じっくりとその業者の思いの丈を聞き出すと、受注するために安価な見積もりを作成したとのこと…。(それならそうと言ってくれれば…)結局、相手に不信感が湧いてしまい疎遠となってしまった。

 

作業工程とそのスタンスに「費用」はリンクする

結局のところ、作業内容を解り易く説明できない制作会社は、自分達も作業の詳細を理解できていない場合が多かったりして、属人的なスタンスで制作を行っている会社が多いように感じる。

また、専門用語を連呼してくる制作会社は、システマチックな制作工程を遂行していることが多く、臨機応変な対応は苦手な傾向に映る。(あくまでも個人的な感想ですが…)

さらにひとつ付け加えると、専門用語を多用してくる営業マンの7割程度は「その言葉の意味」を理解していない。これは私の経験上の感覚的数値であるが “遠からず” と思われる。

 

ともあれ、ホームページ制作に尽力している制作会社は、制作内容、作業工程について熟知しており、解り易く説明する努力を怠りません。また、自社の制作の強み弱みを包み隠さず説明してくれます。
これは、自社の得意分野を超えて無理に制作を請け負ったとしても、良い成果物を作り上げることが出来ないというリスクの発生を理解しているからであり、制作における理念がしっかりしているといえます。

さらに、お客様に解り易く(専門用語を極力使用せず)説明する努力をしている制作会社は、クライアントを大切にしようという意識の現れであるともいえます。

 

私も、制作提案時に制作費とスケジュール、作業工程の役割分担とその作業内容を細部にいたるまで説明しています。

具体的な作業イメージが湧かなくても、ザックリと「どんなことを行うのか?」といったことが理解できれば、そこに提示している制作費やスケジュール等の妥当性を掴んでいただけると思うからです。

また、この部分をご理解いただけると双方にとって大きなメリットがあります。
今回の制作のどこにどんなリスクが隠れているのか?自分達の責任区分はどこからどこなのか?など、担当者と制作会社のそれぞれの役責が明確になることで充分な共働作業が実行できます。

さらに、制作するホームページに関しての「価値観」が一致することで、相乗効果が期待でき、より良い成果物が出来上がったりとメリットは計り知れません。

 

これらのことから、説明の内容が理解できるか出来ないかは気にせず、制作会社に作業工程についての説明を促すことは、良い制作会社を見極めるひとつの要素であるといえます。是非一聴してください。

読了ありがとうございました。

 


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