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WEBディレクターの本音ブログ

その企画書のターゲットは誰だ!?|企画書の種類からみる情報の集め方

      2015/09/24


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私の周りには、様々な企画を実行するため企画書づくりを懸命に行っているプランナーやディレクター、営業スタッフがいる。

彼らは、担当するWebサイトをゴール(結果)に結びつけるために「どのような仕掛けや、PRを行えば効果的か?」や「収益を向上させるためになにを訴求するのがベストか?」といったことを考えながら企画をまとめている。

アナタも同様に、様々な商品や企業のWeb戦略に関する企画案を練っているだろうが、その案をまとめる企画書には大きく ”2つのアプローチ” があることを知っておいてほしい。

「目的」へのアプローチの違い

企画書には、その企画を考案した背景や情報から「数値的根拠や心理的な洞察」が理論的に分析されたストーリーが存在する。

その分析する情報の観点には「市場的視点」と「感覚的視点」という2つの違いが存在し、この違いが企画のアプローチの違いとなって大分されるモノとなっている。

市場的視点」の企画は、文字通り「市場の傾向や動向」といったものを軸に企画を練り上げていく方法で、業界の動向に左右され易い業種への企画や、業界全体へ働きかけるような企画をまとめる時のアプローチだ。

情報入手がインターネットで簡単にできることで、数値を活用した理論的な企画書が作りやすい反面、業界という大規模な視点のため調査内容に実感が伴わず、具体的な企画内容への信憑性が希薄になるという弊害も起こり易い。

現場では、B to Cを展開する小売店や販売店、飲食店などに向けての企画の場合、このアプローチではリアルな内容として感じられない…といった意見もよく聞く話しだ。

感覚的視点」の企画は「自分や身近な人間の感覚」を説得材料にストーリーを論理化していくアプローチだ。

自分なら「こう思う」「こう感じる」「こう行動する」といった自分の感覚や価値観から企画を論理化していく。
個人の意見を強調し過ぎると説得力に欠けるということも否めないが、世の誰もが多かれ少なかれ誰かの仕掛けたマーケティングにより購買意欲が刺激され、それに参加しているわけだから、自身の感覚を悲観視する必要はない。

クライアントから一歩引いた「第三者」「お客」目線として ”新たな気付き” を見出せる可能性も含んでおり、個人の意見から大衆の意見へと上手にストーリーを組み立てられることができれば、企画への共感を感じてもらいやすいといえる。

どちらも企画であることに変わりはないが、アプローチの方法が違うことで、相手に与える印象や求める結果、動かす対象などが大きく違うことを理解しておいてほしい。

アナタの企画が採用されることを祈って。。。
読了ありがとうございました。


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