YouTubeのメリット・デメリット!動画コンテンテンツ公開はどうすればよいのか!?
2015/09/08
企業の商品やサービス、製品紹介の動画をインターネット上に公開したいといった要望が他部署より提案された場合、企業Web担当者のあなたはどういった対応を考えるだろうか?
- Webサイトに画像をレイアウトする要領で動画を挿入する
- YouTubeで公開する
今回の他部署からの提案については、どちらの手法でも対応は可能だ。
しかし、どちらを選択するとメリットが大きいのだろうか。
互いのメリット・デメリットを考える
「Webサイトに画像をレイアウトする要領で動画を挿入する」場合
この手法の場合、通常の更新作業と同じ要領で作業を行えばよい。また、Webサイトの構築がHTML5であれば<video>要素が使えるので、「.webm」や「.mp4」といったコーディックを、以下の記述でサポートすれば良い。
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<video> <source src="sample.webm" type="video/webm"> <source src="sample.mp4" type="video/mp4"> </video> |
上記は、「.webm」を再生する環境でなければ「.mp4」を再生する記述となっており、幅広いユーザーをサポートするよう配慮している。「.webm」はGoogleが開発しているオープンコーデックとなるので、今後の主流となる可能性が極めて高い。
この場合のメリットとしては、Web構築領域で管理が可能なのでコンテンツの一元管理ができるということだ。
企業のWebサイトの運用・管理において、情報が一元管理されているのは効率化に役立つ。
デメリットとしては、一元管理が故のリスク分散の不足や、動画配信におけるサーバー負荷の上昇があげられる。また、HTML5で構築されたWebサイトでない場合、Flashプラグインを使用した「.flv」や「.swf」形式で配信する必要があるため、プラグインに依存した配信しかできない。さらい、iOSではFlashプラグインをサポートしていないことから、閲覧は不可となる。
「YouTubeで公開する」場合
昨今では、さまざまな企業が動画コンテンツをYoutubeに移行する動きが見受けられる。また、官公庁や公的団体も公式チャンネルを開設し、動画コンテンツの充実を図っている。
YouTubeを利用する最大のメリットは情報周知性の高さである。
ご存知のとおりYouTubeはGoogleが管理運営しているWebサービスになるが、Google検索におけるアルゴリズムはYouTubeにおいても活かされており、ユーザーの求める検索結果を最適に提示する。
また、YouTube内での関連動画表示や、ユーザー同士の動画共有やコメントなどのソーシャル要素も持ち合わせていることから、コンテンツの拡散には大いに役立つ。
さらに、自社のウェブサーバーに依存しないコンテンツ管理となるのでサーバー負荷が皆無であり、専門家へ依頼することもなく動画コンテンツの追加・削除ができるといったWebサービスならではの使いやすさもメリットといえる。
デメリットに関しては、YouTubeの管理運営方針を打ち立て、ID・PASS管理やコンテンツ管理を自ら行っていく必要があるということ。また、コンテンツ閲覧者からの意図せぬコメントや共有など、他のWebサービスやSNSなどと同様のデメリットが考えられる。
以上のようなメリット・デメリットが存在する動画コンテンツの管理運営だが、動画というものは、情報量が豊富でユーザーにとって大変伝わり易いコンテンツである。だからこそ、最適な方法でコンテンツを公開してもらいたい。
読了ありがとうございました。