差別化を図るための比較対象について
2015/12/09
私達は「物品の購入を考えたとき」、「ナニか行動をおこすとき」は、必ず頭の中で「比較」という作業を行う。
たとえば商品の購入を検討する場合、A商品だけを深く吟味・考察し購入を決定するのではなく、必ずそれと対比できるもうひとつの商品(B商品)と比較し、自身がそれによって受ける効用と照らしあわせることで優劣をつけながら検討するであろう。
これは、モノがあふれる現代において消費者のあたり前の思考であり、選択権をもつ消費者は誰もがこれを行使する。そして、その商品を購入した後の効用(費用対効果)を図ります。
このようなことは、誰もが無意識に行っていることであり、ここで態々明文化する必要もないかもしれない。しかしながら、この消費者のあたり前の行動心理をWebサイトに反映できていない企業(Web担当者)が多く存在してる。
自身が消費者であるときはあたり前に行っている「比較」という行動だが、提供者となるとこの心理を忘れてしまっているワケだ。(とはいいながら、この心理のスイッチングは極めて難しいことです。)
Webサイトを企画、マネジメントしていくときは「消費者目線」が重要である。
資本主義社会のビジネスにおいて、人は必ず「比較」を行うことを理解し、比較されるであろう商品(サービス)や企業(競合他社)を設定し、見比べ、優位性や差別化を見出していかなければならない。
これができなければ、どんなに費用と時間をかけて制作したWebサイトであっても、そこから消費者に選んでもらうことは皆無であろう。
「比較対象を設定する」ということは、消費者が選択権を行使し自社の商品を選んでもらうための「営業戦略」を考える上でたいへん重要なことです。
コレを疎かにして、成果のあがるWebサイトを構築することは出来ないと断言できます。
皆さんも必ず「比較対象」を設定し、それを深く吟味して自社のWebサイトに役立てるようにしましょう。
読了ありがとうございました。