Web集客に期待し過ぎてはいないか!?アナタが誠実であれば売上が伸びる理由
2015/09/08
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Webサイトの目的を考えると、最終的には販売促進か経費削減のどちらかになることが多い。
販売促進が主な目的であれば「Webからの収益向上」が達成目標となるが、その結果となる数値ばかりに気をとられ、大切なプロセスを軽視しているWeb担当者がいることを指摘しておく。
具体的には、Webサイトを見たユーザーからのアクションに対しての、大切なリアクションを疎かにしているWeb担当者が多いということだ。
このようなWeb担当者の姿勢は、画面とにらめっこし、アナリティクス解析や情報更新、SEO対策など、Webサイトの成果に関して必要と思われることを怠けず、実行している大変な努力家と見受けられる。
しかし、問い合わせのメールを数日放置していたり電話対応が横柄だったりした場合、これが顧客の購買心理にマイナスに働く影響は想像以上に大きい。
ホームページは情報周知の媒体である
いわゆる不特定多数に発信する「マス・コミュニケーション(マスコミ)」媒体の一つである。
大規模な設備や機材などがなくても、情報の発信が可能となった昨今のインターネット時代において、自身が「マスコミ」を使い情報を発信しているという自覚のないホームページ担当者が多い。
マスコミの原則は、大衆に向けて発信した情報を基に、個人へアプローチしていくためのアプローチである。
発信した情報で、大衆に商品の概要やブランドイメージ、ベネフィットを周知することで、個人が最終的な購入の意思決定するときの材料とする。
要は「マスコミ」による情報発信は「意思決定の材料」でしかないということだ。
では最終的な意思決定は何によってもたらされるのか?
それは人的コミュニケーションだと言いきれる。
誰かに評判を聞いた、噂になっているといった口コミは人的コミュニケーションのひとつであり、「家族・友人・会社の同僚が使っている」や「信頼している人から勧められた」などは人的コミュニケーションの代表だ。
こういった顧客の購買心理やマーケティング・コミュニケーションの手法を理解せず、Webサイトの情報だけに目を奪われているWeb担当者は、本来の目的を果たしているとは言えない。
このようなスタンスで、いま現在収益を上げているとしても、長期的にはそのビジネス理論は間違いなく破綻するであろう。そうなる前に気付くべきだ。
日本の景気も回復に向かっているというが、そうなると「安い」というだけで選ばれる時代が終わりを告げ、本来あるべき、誠実と信頼が顧客の心を掴むことになるのだから…。
読了ありがとうございました。