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WEBディレクターの本音ブログ

「頼りない人」を演じることで制作環境を変える|できるディレクターのチームマネジメント

      2015/09/08

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頼りない

やはりアナタは、誰からも尊敬される「できるディレクター」になりたいという目標を掲げ、日々の制作を遂行しているのだろうか?

誰でも、人から一目置かれるということは心地よく嬉しいもので、それを昇格や役職といったモノに置換えモチベーションのひとつとしている。

しかし、中には「この人は頼りないなぁ」と感じさせるディレクターもいる。(「頼りない」と感じた出来事は割愛させていただく)

「できるディレクター」になりたいと懇願している人ほど、「頼りないディレクター」 の率いるチームに配属され意気消沈してしまった…気持ちは分からなくもない。尊敬できるディレクターの下でイロイロ学びたい考えるのは当然だ。

しかし、ここでひとこと忠告しておきたい。
そんな「頼りないディレクター」が率いるチームが、実はクライアントから絶大な評価を得ている信頼高い制作チームの場合もあるということ。

「頼りない」と感じた出来事が、制作チームの中でのディレクターの立ち振る舞いを見てのことであったら、「頼りない」レッテルを貼るのはまだ早いかもしれないということだ。

それは制作チーム外での行動を共にしたときなどに違和感として感じることが多い。

いままで「頼りない」と思っていたディレクターが、クライアントの前では威風堂々とした態度で、クライアントから有り余る感謝と信頼を得ている姿を目にすると、アナタの目に写っていた同人が、まるで別人のように見えてくる。

そんな光景を目の当たりにし、少しばかりの時間が経過すると、ひとつの考えが頭の中に浮かぶ。

彼は、チームの中で「ワザと」頼りないディレクターを演じていたのではないか!?」ということ。

思い返すとこの制作チームは、ディレクターの指示を仰いでから動き出すスタッフは1人もいない。
制作ミーティングの場においても、その案件に必要な要素を、個々の専門を活かし積極的に提案・解説・とりまとめを行い、発言される。

この発言に関しての疑問や質問、視点を変えた別の意見なども活発的に各スタッフから投げかけられ、内容が煮詰まっていく。

このような活力のあるミーティングが行われるのは、そのミーティングのファシリテーターの能力が高いといえ、制作ミーティングに関してこの役目を行うのは大体がディレクターである。

このようなミーティング環境を作り出したこのディレクターは、アナタの頭に思い浮かんだ「頼りなさを演じているのではないか?」という疑問が「正解」ということを示している。

このような環境づくりは本当に難しいことであり、誰にでもできることではない。

環境づくりは、その企業の社風やチームの人間関係、パワーバランスなどが複雑に絡みながら影響し、出来上がっていくものであり、決まったやり方や方法などの方程式は存在しない

その環境を望む人が「そのためにどうするか?」を考え、トライし、失敗を繰り返しながら長い時間をかけて構築されていき、暗黙的に浸透していく。

そのひとつのやり方として、このディレクターは「頼りなさ」を演じ、制作チームにイキイキとした活力を根付かせ、個々のポテンシャルを発揮し易い環境を作り上げたのだろう。

当然これはディレクター1人で出来ることではなく、それに気付いているかどうかはさて置き、チームのスタッフ達の潜在的な力があってのことだ。

できるディレクターとは、短期的にチームを見るのではなく、長期的な視点で「人の成長」を促してくれるディレクターのことを云うのだ。

読了ありがとうございました。

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