WEBコンサルタントの意見は「正しい」のか!?
2015/12/09
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Webコンサルタントと聞くと、どんなイメージを抱きますか?
「インターネットのことならなんでも知っている」「Webサイトを簡単に作ってしまう」など、様々な意見が聞こえてきそうですが、語弊を恐れずに申し上げると、皆さんが考えているほどインターネットやWebサイトに関して完璧な知識を有しているわけではありません。
これは、自分を弁護する発言ではなく世のWebコンサルタント全てにあてはまる事実です。
膨大なインターネットの世界を全て熟知している人はいない!
技術の進化が激しい日進月歩なインターネット・Webの分野において「昨日の常識が、今日の非常識」なんてことはあたり前に起こります。
例えばSEO対策を例に挙げれば、Googleのアルゴリズムがアップデートされただけで、今までの常識(対策)が役に立たないものになります。
SEO対策講座(第21回)Googleペンギンアップデート以降で注意が必要な被リンク種類とは?http://markestyle.com/seo-seminar-021/
別分野の事例では、自動販売機における商品レイアウトの心理マーケティングに関して、今までの常識(主力商品の配置は左上=人が一番目線を向ける場所である)がアイトラッキング技術による調査において覆(くつがえ)されました。
人の視線はウソがつけない!ダイドードリンコ“売れる自販機”の秘密
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20130603/1049736/?rt=nocnt
今までの「常識」や「定説」が技術の進化によって改められるというのは大変興味深いことです。
インターネット・IT分野においてこのような事例は「あたり前に起こっている」ことであり、先に記述したGoogleアルゴリズムのアップデート(検索結果の変化)などは、ほんの一部の改変に過ぎません。
(話しは飛んでSNSについて…)SNSがはじめて国内に展開されたとき、誰がここまで浸透すると考えたでしょうか?
ツイッターなどは、相互情報交換の重要ツールとして様々な企業でマーケティング分析の一役を担っています。Facebookに関しては、ターゲットマーケティングにおいて最適なプラットフォームと囁かれ、大手メーカー企業では広告発信の最重要メディアと位置づけています。
この先どんなサービスや技術がでてくるのか?
こうなるとインターネットの世界において「正解」や「常識」といったことは存在しないと言ってもいい程で、1年後の姿を予想することも困難です。
専門家ですら困難なのですから、企業のWeb担当者になって初々しい方々にとっては厄介極まりないことでしょう。
だからこそ、Webコンサルタントを頼りにするのでしょうが、学校の先生とかお医者さんとか、弁護士さんなどとは違い「聞けば答えがもらえる」というものではなく、あくまでその分野に精通した人の経験や見解が伺える…といったレベルだということを理解しておきましょう。
コンサルタントによって、自身が経験してきた事例は区々であり、自分の体験した成功や失敗からアドバイスが発信されているわけで「Aさんはこう言っていた…。」「Bさんとは違う…。」ということは大いにしてあります。
「正解」や「常識」の変化の早い分野であるからこそ、ご自身の理解している見方も重要で、逆を言うと、その見解や考え方が「間違っている」ということは無いのですから。
だからこそ、コンサルタントとの接見では自信を持って持論を投げかけ、納得のいくまで議論するべきです。それは、ひとつの「真理」に近づく議論かもしれませんよ。
読了ありがとうございました。
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