矛盾にもがくな!受け入れろ!! それが大人への第1歩
2015/09/08
世は「矛盾」だらけと嘆いた時期があった。
「本音と建前」に苛立つように、「矛盾」というものを忌み嫌っていた。
それはある程度、一人前に仕事ができるようになった頃だっただろうか?それともまだまだ半人前の時期だったろうか?
「最高のWebサイトを作りたい」と懇願しておきながら、「予算は最低限しか用意できない」なんて「それは無理な話だろ。。。」や、企業の長が「従業員が我が社の宝です」と言っておきながら、その従業員達の「安月給で、休みなく働いている」処遇を見聞きして「偽善だ。。。」など。
それどころか、例えにも出せないほどの苦渋や、眉をひそめるほどの「矛盾」に身動きができないほどの苦しみを味わったりもした。
しかし、あるときから矛盾というものに苛立ちを感じなくなった。
世の中の「矛盾」に慣れたのかもしれない。それどころか「本音と建前」を自分自身が使いことになったのかもしれない。
どちらにしても、「矛盾」というものに対して何かが変わっていった。
時に、大手企業のCEOは「顧客の為に精一杯努力し…」と顧客満足を促すメッセージを発する。
そんなCEOは、自己資本金の世界のトップ10などに位置づけられている。
顧客の為に努力するのであれば、そこまで儲ける必要はないんじゃないか?
「人助け」とは「人を助けられるだけの余裕がなければできない」ことのようだ。
その余裕は、ほんの少しの余裕ではなくかなり大それた余裕を意味する。
日本におけるビジネスの神様「松下幸之助」の数々の思想や言動も、学んでいくと沢山の「矛盾」に溢れていると感じることがある。また、マネジメントで有名なP・F・ドラッカーの書籍も読み進めるごとに感じるのは「矛盾」だ。
結局のところ、世に矛盾はあたり前に存在し「その矛盾にもがくのではなく受け入れる」ことが人としての成長過程に必要な課題なのだということか。
読了ありがとうございました。