初心者のためのGoogleアナリティクス_正しいPVの確認方法
2015/12/09
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Googleアナリティクスを導入し、Webサイトのアクセス解析を積極的に行っているWeb担当者も増えてまいりました。これは、Webコンサルタントとしては大変喜ばしいことであります。
また、アクセス解析から得られた情報を企業の経営戦略に役立てることができれば、Webサイトが企業業績のなんらかに貢献したといえ、Web担当者としては喜びも大きいでしょう。
昨年「ビックデータ」という言葉が流行りましたが、Googleアナリティクスが表示する情報数値は、まさにビックデータそのものといえます。
これは、大量のデータ(情報)を集めることが出来るツールだからこそ、そのデータ(情報)を有効に活用するためのアクションを分析者側で積極的に行う必要があるということでもあります。
そのようなツールを用いてアクセス解析に取り組んでいる有能なWeb担当者の中でも、時折「間違えた指標集め」をしている方をお見かけします。
「間違えた」という表現は妥当ではないかもしれませんので「表面的な数値収集」と言い換え、そのことについて言及したいと思います。
PV値に潜んだ罠
ほとんどのWeb担当者は「ページビュー数(PV)」に注目してその数値の変動をWeb施策の指標としているようです。
この着目は間違ってはおりませんが、この数値を表示のままに判断してもそれは正確ではありません。
それは、インターネットのに存在するボット(クローラ)のアクセスもカウントしている可能性があるからです。2015年では3月、4月あたりにボットアクセスやリファラースパムが急激に増加した軌跡が見られました)
「darodar.com」Googleアナリティクスのリファラースパム
http://wind-mill.co.jp/iwashiblog/2014/12/referer-spam-darodar/
簡単に言えば、世界中のWebサイトインデックスプログラム(不正規もあわせて)等の自動徘徊プログラムをカウントしているということ(このようなプログラムのカウントが計算されてしまうのは技術的にはどうしようもないこと)で、この数値を排除してPVを把握することが本来のアクセス解析となるのです。
実例で検証
このようなボットアクセスの簡単な見分け方としては、平均セッション時間が「00:00」で直帰率「100%」のカウントは上記のプログラムと判断できます。(なかには人的な検索結果の後、ページを訪れて直ぐに「希望のページと違う」と判断して立ち去ったものも無いとはいえません。これはセッション数が多くなればなるほど平均セッション時間が減算される特性から、この項目部分を詳細に分析していくと足元が照らされます。)
これらをフィルタリングして数値を表示することで、今までよりも確かな情報が入手できます。
手順)①「アドバンス」をクリック → ②「平均セッション時間:」を選択 → ③「00:01」などとして適用
すると、あらら!? 結局のところPVは「0」!
これをフィルタリング前の数値と勘違いしていてはWeb戦略の施策も方向性も間違えてしまいますね。
今回は簡単な「正しいPV数の集め方」をご紹介しました。
皆様の今後のアクセス解析にお役立てくださいませ。読了ありがとうございました。
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