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WEBディレクターの本音ブログ

あなたのWebサイトが失敗した理由

      2015/09/08


失敗した女性

なぜあなたのWebサイトから成果が報告されないのか?
それは、顧客が望む、競合他社にない、あなただけの強みが表現できていないからではないでしょうか?

まずは、思い返してみてください。
Web制作業者に会社案内やパンフレットを基に制作するよう丸投げしていたり、気に入っている競合他社のWebサイトを真似て作成するよう指示したといったことはなかったでしょうか?
このような作りかたでは、あなたの商品やサービスの強みや、ターゲットとする顧客分析、競合他社との差別化戦略など考慮されていないWebサイトが作られていることになり、成果が期待できないのも頷けます。

売れるWebサイトは、ターゲットにあわせた集客の仕掛け(デザイン・コピー等)、競合他社との差別化を図った戦略を練って作成しています。これら目には見えない部分をどれだけリサーチし、考案し、実装したかによって、売上や集客などの大きな差となって現れます。

昨今のビジネスでは、経営戦略を反映したWeb作成(Web戦略)ができていなければ業績向上は望めないと断言できます。

「3C分析」と「SWOT分析」がマーケティングの基礎

先ずは、経営戦略の構築にもよく使われるフレームワークで「3C分析」と「SWOT分析」を使い、戦略的にウェブの方向性を練ります。

3C分析とは

外部環境の市場と競合の分析からKSFを見つけ出し、自社の戦略に活かす分析をするフレームワーク。 3Cとは、「市場(customer)」「競合(competitor)」「自社(company)」の頭文字。 市場分析のポイント 自社の製品やサービスを、購買する意志や能力のある潜在顧客を把握する。 具体的には、市場規模(潜在顧客の数、地域構成など)や市場の成長性、ニーズ、購買決定プロセス、購買決定者といった観点で分析する。
http://gms.globis.co.jp/dic/00039.php

3Cを具体化することで、Webサイトの方向性が明確になります。ぼんやりと頭の中にあったイメージを具現化し、共有することができます。私は様々な業界のWebディレクションを行うことを生業としていますが、Web業界以外はまったくの素人です。そんな人間でも3Cを分析することで、様々な事例とイメージをオーバーラップさせることができ大変役に立つフレームワークです。

SWOT分析とは

目標を達成するために意思決定を必要としている組織や個人のプロジェクトやベンチャービジネスなどにおいて、外部環境や内部環境を強み (Strengths)、弱み (Weaknesses)、機会 (Opportunities)、脅威 (Threats) の4つのカテゴリーで要因分析し、事業環境変化に対応した経営資源の最適活用を図る経営戦略策定方法の一つである。 組織や個人の内外の市場環境を監視、分析している。
http://ja.wikipedia.org/wiki/SWOT%E5%88%86%E6%9E%90

内部環境分析で強み・弱みを明確にすることで、競合他社との差別化戦略も見えてきます。また、強みを共有化しておくことは制作過程においても迷いが出たときの指針となり役に立つことが多いです。この強みに関しては、社内の人々では常識となってしまっていることで認識しにくくなっていることなどが、第三者の目線から大きな強みと写る場合もあります。また、外部環境分析でも、業界に精通している専門家の意見等により別の視点からものを考える良いきっかけとなることもあり大変面白いものです。

私は個人的にSWOT分析が大変楽しい分析ツールと考えていますが、このような分析を行ない、おぼろげなイメージを明文化、共有化することがWeb制作のスタートになります。いちどお試しください。


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