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WEBディレクターの本音ブログ

Webデザインの基本を忘れてはいないか!?Webサイトのファーストビューで表現するものは「ベネフィット」である

      2015/09/19


mockup

さて、アナタが八百屋さんのWebサイトを構築することになったと想定してほしい。
トップページのファーストビュー領域にはいったい何をレイアウトすべきだろうか?

突然の質問から始まった今回の投稿だが、こんなロールプレイングを制作チームでよく行う。
しかし、新人クリエイターやディレクター、マーケティング担当のスタッフたちとのワイガヤ(会議)では曖昧な答えしか帰ってこない場合が多い。
正解は「ベネフィットの提示」。言われてみれば「そりゃ、そうだよね」となるが、その答えをアナタの経験と知識から導き出し、解説してもらいたい。

ベネフィットの提示は基本中の基本

少し話がそれてしまったが…、昨今のWebサイトでは、ハードウェアの進化やソフトウェアの多彩な処理能力の向上により様々な装飾や仕掛けが可能となった。見渡せば、どれもデザインセンスの良いハイクオリティなWebサイトであふれている。

そんな、現状を見ると「自社にもハイセンスなWebサイトを…」と考えるWeb担当者も増えてくる。

しかし彼らに、それらのWebサイトを訪ね「ナニ屋のWebサイト」で「自分にとって必要な商品(サービス)が紹介されていたか?」と聞くと「それはあまり見ていなかった」との返答が…。

それもそのはず、デザインを真似したいがためにWebサイトを閲覧していたわけで、そもそも、そのWebサイトに記載している商品(サービス)に興味はない。

デザインやトレンドばかりに気を取られ、Webサイトをデザイン・構築すると、自分のWebサイトもこのような使われかたをされるだけで、Webサイトで達成したい目標(利益の向上、見込み客の獲得)は果たせないままだ。

コレに気がついていないWeb担当者が非常に多い。

本来のWebサイトの目的と目標はデザイン性向上ではなく、そのWebサイトに訪問した利用者の抱えている課題や問題(目的)を解決できる材料を正しく訴求できているか!?に尽きる。

利用者の端末画面にランディングページが表示された瞬間に、訪れた人の問題解決の提案ができている状態が必要不可欠なのだ。

利用者は、その解決の手段や方法、材料と理由がファーストビュー以下の領域や下層ページで解説され、その販売元の企業情報を吟味し、安心を確認できてはじめて購入(コンタクト)という購買行動に移る。

自分が利用者となれば当然の行動パターンであるが、いざ自分がWeb運営者となるとこのような利用者の購買心理がスッポリと抜け落ちてしまう。

Webサイトでの成功を真剣に考えているのであれば、デザイナーと一緒に「ここの色はどれかな?」などと考えるのではなく、利用者の行動パターンを分析し、魅力的なベネフィットを考案することに力を入れるべきだ。

こんな指摘にドキッとしたアナタ…。そう、アナタのためにコレを書いています。

読了ありがとうございました。


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