喫煙と創造性の関係性は「ある?」「ない?」 制作チームの喫煙について考える
2015/09/08
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喫煙は創造性にどんな影響を及ぼすのか?
制作責任者、ディレクターたちの集まるミーティング等でこのようなことが議題に上がることがある。
喫煙者に聞くと、「喫煙時の気を抜いた瞬間にアイディアが浮かぶ」といった意見があるが、本当でしょうか?
それに関しては科学的な根拠は見つからなかったので、個人の見解として「影響を及ぼす場合がある」と理解しよう。
こんな話をしていて感じたことは、制作チームに喫煙者がいると、それを率いる責任者の気遣いが幾つか増えるといったことである。
具体的な例を出すと、ミーティングなどにおいて「60分から90分に1度は休憩を挟む」という。これは喫煙者への配慮とのことですが、これを行わないと、あきらかに意見のやり取りが鈍くなるようです。
さらには、担当者のパワーバランスによっては、明確な休憩を宣言しなくても、席を立って喫煙所へ向かうスタッフがいるのだとか。
また、外出時などにおいて喫煙者に配慮した場所選び(飲食、休憩)をする必要があるなど、細かいところにまで気を配る責任者に感心を覚えた。
私の制作チームには喫煙者が居ない(禁煙中含め)ので、この気づきは有意義なものだった。
そればかりか、このような気遣いをクライアントだと否応なく行っていた自分が、制作チーム相手には配慮すらしていなかったことは随分横柄な態度であったと反省した。
しかしこのことで、喫煙者が居ないメリットを多大に感じることにもなった。
最大のメリットは”時間”
やはり喫煙するという時間は、ミーティングでも制作でもただのタイムロスだ。
「喫煙することでアイディアがでる」という意見は、喫煙しなければアイディアが出ないといっているようなもので、非喫煙者は喫煙という行為をしなくてもアイディアが出せるのだから、両者を比べると喫煙者は完全に劣っていることになる。
また、外出時においては喫煙に掛かる時間は、その時間だけに留まらない。
まずは、喫煙場所を探す時間、もしくは喫煙場所まで移動を要す時間が、喫煙時間にプラスされる。これは、移動に置き換えると、山手線で2~3駅分の距離に価する。徒歩だとしても、直線距離で600mから1kmの差が生じることになる。
もうひとつのメリットは”精度”
例えば、ミーティングの場においては時間の経過と共に喫煙を意識してしまい、話し合っている内容がおろそかになったり、早期に切り上げたりといったことが一切ない。
また、クリエイターであれば一心不乱に制作に打ち込み、ふと喫煙の欲求が脳裏をよぎり作業を中断するといったこともない。こような行為が、制作物の精度を落としている可能性は否めない。
さらに、大きなデメリット
喫煙は、身体的に歓迎されたものではないことは医学的に証明されている。
肺がんリスクは、パッケージにも記載されていることで、それ以外にも慢性的な気管支炎や、風邪などのウィルスに対する免疫力低下など様々な影響が立証されている。
年齢と共に体調の管理が困難になっていくが、自ら体調に悪影なものを習慣化していることは大きなデメリットだ。
クリエイターはスキルや経験、実績が大きな自己PRとなるが、資本はやはり「身体」である。
制作チームの健康管理もWeb担当者やディレクターの大切な仕事となるので「身体」にはご配慮ください。
読了ありがとうございました。