ディレクターならこれを学べ!「モチベーション理論」を学ぶことで見えるヒトの心理
2015/09/08
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制作チームのマネジメントを兼務するWebディレクターも多いと思うので「モチベーション・マネジメントを学ぶ」についてアドバイスさせて頂く。
まずは「モチベーション」という言葉の意味を再確認…
モチベーションとは、人が行動を起こすときの原因、すなわち動機を意味する。組織の中では仕事への意欲を指し、意欲を持つことや引きだすことを動機づけと呼んでいる。 モチベーションが、個々人の意識に関する概念であるのに対し、モラールとは集団的な感情や意識に対して使われる概念といえる。
引用:コトバンク_https://kotobank.jp/word/%E3%83%A2%E3%83%81%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3-179319
このモチベーション(動機づけ)をビジネス心理学では「モチベーション理論(動機づけ理論)」として学ぶが、これは『ヒトが何によって動機づけられ、やる気が高まるのか』を研究したものだ。
我々が日常的に使用している「モチベーション」という言葉も、専門家が研究・理論づけしていることに驚く。
有名なものとしては「マズローの欲求段階説」や「マクレガーのX理論Y理論」、「ハーズバーグの動機付け・衛生理論 (二要因理論)」などがあるが、どれも「ヒトの心理」から考察された大変興味深いものだ。
これらはモチベーション理論の分野の中でも ”初期のモチベーション理論” と位置づけられ、「ヒトは何によって動機付けられるか?」といった動機づけの内容について述べられいる。
マネジメントの実践に活かせるというよりはモチベーション・マネジメントのベース(基礎)といったほうが良いだろう。
現代のモチベーション理論は、これらの理論を発展させ「動機づけの過程」を重視してるものが多いが、(マクレランドの欲求理論、ブルームの期待理論など)ビジネスに真正面から取り組んでいるアナタならば、どの理論を学んでも、そこに自身の中でモヤモヤしていたものの正体が見出せるはずだ。
視点を変えた学びを
様々な悩みを抱えているWebディレクターや責任者、クリエイターの方々へのアドバイスとして、Web系の ”学び” から少し離れ、こういった「人の心理」に関係するような学問を学んでみることも、様々な気付きがあるのでお勧めしたい。
私自身も、モチベーション理論やリーダーシップ論、組織論などから「心理学」という学問に興味を覚えた1人であるが、学習を続けていくに連れて考えることがある。
それは、私が経験してきたことや起きている事柄、問題点、ジレンマなど、何十年も前にそれを感じ、研究し、理論づけていた人たちがいたということは、『生まれた赤ん坊が立ち上がり歩き出すという成長過程をたどるように、ヒトの心理も、誰もが同様の感情過程をたどるのかもしれない…』という思考だ。
これは、まるで個性やアイデンティティといったものの存在は「幻想」なのか…とも思ってしまう。
これらも、さらに深く学びを進めて行けば解決される疑問なのだろうか?
読了ありがとうございました。